腱鞘炎とエルゴノミクスマウス・エルゴノミクスキーボード
腱鞘炎について
腱鞘炎とは
手の障がい、特に腱鞘炎は様々な原因で発症します。近年は、パソコンの普及に伴い、キーボードやマウスの過度の使用が腱鞘炎などの第1の要因になっています。指は、筋肉につながっているヒモ状の腱(けん)に引っ張られて動きます。腱は、腱鞘(けんしょう)というサヤの中で前後に動きます。
腱鞘をトンネル、腱をトンネルの中を通る電車と考えればわかりやすいでしょう。下図の左の絵のように、健康な状態では、腱はスムーズに腱鞘の中を移動できます。
腱鞘が厚くなったり(トンネルの壁がせり出して通り道が細くなるようなもの)、腱の表面が傷んだり(電車の外側に部品が飛び出すようなもの)して、電車がトンネルの中をうまく通れなくなった状態が腱鞘炎です。下の絵の右側のように、腱は腱鞘に引っかかって動きにくくなります。
腱鞘炎には2つの症状が知られています。バネ指とドケルバン病です。
バネ指
バネ指は、指の近くの腱鞘で生じて、親指以外の四指に影響します。指の中にバネが入っているような、カクンという動きになります。ドケルバン病
ドケルバン病は、手首の近くの腱鞘で生じて、親指に影響します。手首が反った状態で、マウスやキーボードの操作を続けると発症します。腱鞘炎に対応するためのマウス・キーボード
一般的なマウス・キーボード
すばやく効率的に入力することは考慮されています。価格を抑えるため、コストをかけずに作られています。しかし、人間の手や指や腕の構造を人間工学(エルゴノミクス)的に考慮することは、なされていません。
従って、頻繁に使用することにより、手や指に過度な負担をかけ、痛みや腱鞘炎を発症する、ということになります。
エルゴノミックなマウス・キーボード
そこで登場するのが、エルゴノミクスマウスやエルゴノミクスキーボードです。エルゴノミクスは人間工学を意味する英語です。普通のエルゴノミクスマウス
手のひらを縦にして操作できるものが、各社からたくさん出回っています。
価格を抑えるため、構造は一般的なマウスと大きく変わりません。 |
普通のエルゴノミクスキーボード
左手で操作するキーの全体と、右手で操作するキーの全体が、上から見たときに、平行ではなく、角度を付けて配置されています。また、前から見たときに、中央が盛り上がるように山型に配置されています。
価格を抑えるため、構造は一般的なキーボードと大きく変わりません。 |
どのエルゴノミクスマウス・エルゴノミクスキーボードを選べばよいか
エルゴノミクスマウスの選択
◆クリックをおこなう指だけ痛い・ コンターマウス
クリックの反動が通常のマウスより弱い。
・ マウストラッパー
両手の様々な指を使ってクリックをおこなうことができる。指を動かした通りにマウスポインタが動きます。その点では、ローラーマウスより直感的に操作できます。
・ ローラーマウス
両手の様々な指を使ってクリックをおこなうことができる。マウスポインタは、ローラーを回すと上下に動き、ローラーを左右にスライドさせると左右に動きます。
・ フットスイッチ
クリックを足でおこなうことができる。
◆ 多くの指が痛い
・ マウストラッパー
両手の様々な指や母指球や小指球を使ってクリックをおこなうことができる。手のひらや母指球や小指球を使ってマウスポインタを動かすことができる。
・ ローラーマウス
両手の様々な指や母指球や小指球を使ってクリックをおこなうことができる。手のひらや母指球や小指球を使ってマウスポインタを動かすことができる。
・ フットスイッチ
クリックを足でおこなうことができる。マウスポインタを動かすこともできる(エジクン製のみ)。
◆ 手首が痛い
・ ユニマウス
手の平を立てた状態でマウス操作ができるため、手首の負担が少ない。症状に合わせて、立てる角度を調整することができる。
◆マウスが手の大きさに合っていない
・ ユニマウス
手の大きさに合わせて、マウスの幅を調整することができる。縦型マウスの一つ。
・ コンターマウス
いくつかのサイズが用意されており、手の大きさに合わせて選ぶことができる。
エルゴノミクスキーボードの選択
◆多くの指が痛い・ アドバンテージ
指を自然に曲げれば、指先がキーに届きます。通常のキーボードでは指を無理に曲げているのです。また、痛めている指でキーを押さずに済むリマップ(キー位置の変更・入れ替え)機能も備わっています。
・ フリースタイル
手の平の角度、ヒジ関節の角度、両手の間隔を自然な状態にしたままキーを打つことができます。症状や好みに合わせて、角度や間隔をフリーに設定できます。
また、痛めている指でキーを押さずに済むリマップ(キー位置の変更・入れ替え)機能も備わったメカニカルキーボードもあります。
◆手首が痛い
・ フリースタイル
手の平の角度、ヒジ関節の角度、両手の間隔を自然な状態にしたままキーを打つことができます。症状や好みに合わせて、角度や間隔をフリーに設定できます。
また、痛めている指でキーを押さずに済むリマップ(キー位置の変更・入れ替え)機能も備わったメカニカルキーボードもあります。
・ アドバンテージ
指を自然に曲げれば、指先がキーに届きます。通常のキーボードでは指を無理に曲げているのです。また、痛めている指でキーを押さずに済むリマップ(キー位置の変更・入れ替え)機能も備わっています。また、痛めている指でキーを押さずに済むリマップ(キー位置の変更・入れ替え)機能も備わっています。
◆ 限られたキーを頻繁に打つ
・ フットスイッチ
矢印キーやエンターキーなどを頻繁に打つ作業の場合、そのキーをフットスイッチに割り当てます。手でも足でもキー入力できるようになり、手の負担が減ります。
◆ ゲーマーだが手や指が痛い
・ フリースタイルエッジ
キー照明が付いたゲーミングキーボード。手の平の角度、ヒジ関節の角度、両手の間隔を自然な状態にしたままキーを打つことができます。
当社は海外メーカー公認の販売代理店です
国内で修理します 製品には弊社の1年間の保証がつきます。その間の修理は、弊社が責任をもって日本国内で行います。 |
返品も可能です
万一、体に合わない、症状に合わない、ということがございましたら、買い取ることも可能です。ただし、買い取り価格は、通常は、元の価格の50%~90%ぐらいに減額させて頂きます。